折紙作家のファンタジア(ロゴ)


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第1回韓国折紙コンベンション

 2006年7月28日(木)から7月31日(月)まで、韓国・安山で開催された韓国伝統工芸教会主催の「第1回韓国折紙コンベンション」に海外招待作家として、山口真さんと一緒に参加してきました。お世話になった韓国伝統工芸教会の崔さん、呉さん、通訳の康さん、そして山口さんに心からお礼を申し上げたいと思います。



安山工芸センター
会場内風景
作品展示風景
案内を受ける山口真さん
山口真さんの講習風景
管理人の講習風景
指導する管理人
懇談会風景
何やら話し合うマニアたち
九尾の狐
戦車&戦闘機
歌う天使
スナイパー
ロボット
死神&ヨーダ
龍神


◇レポート(旅行記?)

【7月28日】
 山口さんの車で7時20分に成田着。第2ターミナルという事前の指示でしたが、行ってみると第1ターミナルに移ったとのこと。結局8時ぎりぎりにチェックイン。入国事前審査というカウンターを見つけて、手続きを済ませました。10時に出発。機内は客が5割。たった2時間のフライトでパンくらいしか出ないのかと思ったら、機内食が出たのでラッキー。味は普通。アイスコーヒーを飲んだせいかトイレが近い。現地の荒天のせいで到着が10分遅れる。入国審査が済んでいるので、外交官用のカウンターに行くように指示をされていたが、いざ行ってみると、客が少ないので一般の入国審査カウンターがガラガラ。損した気分。
 呉さんと通訳の康さんが迎えてくれました。安山へ。安山はソウルから30kmほど近郊にある人口75万の新興都市。まずはホテルにチェックイン。近くのお店で昼食をとった後に、会場のエキシビジョンホールへ。とても立派な会場です。催社長が会場内を案内してくれました。折り紙だけでなく、紙人形やちぎり絵、工芸品の展示もあり、技術は非常に高いことはわかりました。
 まずは持ってきた作品を展示作業。アクリルのケースがたくさん用意していただき、なかなか見栄えがよいです。韓国のコンプレックス系の作品もじっくり見させていただきました。折りの技術はまだまだのところはありますが、熱意のようなものを感じます。でも「龍神」も折ってるんだから大したものです。
 明日の講習の打ち合わせ。コンベンションとは言っても作品展示が中心で、講習は我々がやる明日の2教室のみだとか。まだ講師をするような人材は育っていないようです。 「シンプル系作品はこっちでも沢山やっているので、難しい作品をやってくれ」とのリクエスト。人数は25人程度とのことで、「死神」の折図を配り、それを折らせることに決まりました。
 その後、韓国伝統工芸協会のオフィスへ。結構広い。専従のスタッフもいました。会長らと話をしました。夕食は町のはずれの田舎っぽい雰囲気の店に。とにかく凄い量の皿が出てくる(60皿以上だったとか)。「韓国では小中学校の教育現場で折り紙が取り入れられ、子どもに人気がある」「インターネットの影響で、コンプレックス指向の若者が多い」。そんな話をうかがいました。マッコリを飲み過ぎ、帰りの車で気持ち悪くなりました。9時にホテルへ。部屋の電気のつけ方も消し方もわからず、とまどう(スイッチは全て枕許にあった)。11時就寝。

【7月29日】
 朝から大雨。10時に社長夫妻が迎え。 会場着。10時から山口さんの「パクパク」の講習。100人近く会場に入ってきました。子どもが多いのでびっくり。若い女性も結構いました。年輩の人が殆どいないのが日本では考えらません。ウェブカメラをプロジェクターに投影させての講習。管理人はアシスタントとして巡回。できる人もいれば、できない人もいる。どこも同じですね。  
 近くの焼肉店で社長と康さんと昼食。大きな店でかなり流行っている様子。石焼きビビンバをいただきました。 戻って2時から「死神」の講習。最初20名くらいと聞いていたのですが、来るわ来るわ、60名くらい。客層は午前中と大して変わりません。後で聞いた話では「難しい作品なので」とかなりの人を入口で入場を止めたらしいです。
 「みなさん、こんにちは。私は宮島登と申します」と韓国語で挨拶したら、会場が沸いて嬉しかった。さっそく折図を見ながら各自で折ってもらう。60人が「死神」を折る光景、ちょっと異常な感じです。同時に2、3人の手が挙がり、常に走り回っていました。山口さんや呉さんがアシスタントをしてくださって助かりました。40分くらいで完成させた少年たちも手伝ってくれました。帰りの時間の都合などで、途中で帰っていく人も多かたのですが、諦めてやめる人は少なく、粘り強い人が多いなぁという印象です。「写真を撮ってくれ」という人も多く、腕を組んでくる女性もいて、ちょっとドキドキしました(笑)。
 その後ミーティングと称した懇談会のようなものがあり、20人くらいのマニア(?)の質問に答えました。日本の折り紙事情、創作の方法、紙の選び方、教育と折り紙、「龍の騎士」の前足の折り方(!)といった質問を受け、誠実にお答えしました。熱心にメモをとる人もいました。教育について質問くれた人が名刺をくれました。教員で仲間と熱心に研究をしているとのことでした。韓国の教育現場でどのように折り紙が活用されているのか、興味あるところです。
 6時に昼と同じ店で夕食。社長は別の用事があり、社長の奥さん、金さん(ちぎり絵をしていて、日本に留学経験がある人)、康さんと。プルコギをいただく。なかなか美味。社長の奥さんが、雨のせいで人が少なかったことをしきりに謝っていましたが。入場者は320人とのこと。とても多いと思いますけどね。8時にホテルへ。早いので市街を山口さんと散歩。歌舞伎町のような雰囲気。12時就寝。  

【7月30日】
7時半に起床。9時半に社長が迎え。今日は観光の日。車でソウル市内へ。ソウル広場近くで康さんと合流。ソウル最大規模の本屋へ。折り紙の本が結構ありました。成文堂新光社の本は殆ど韓国版が揃ってる(さすがにコンプレックス系はなかったですけど)。韓国のオリジナル本は目を見張るようなものはありませんでした。リック・ビーチさんの本の韓国版を買っていただきました(持ってなかったので)。16,000ウォン。日本で洋書を買うよりは安いはずです。イ・ヨンエの写真集などないか探してみるが、ない。写真集という文化がない。そういやエロ本もなんかもありません。儒教文化でしょうか…。  
 その後景福宮へ(昔の王宮ですね)。運良く衛兵の交代式に遭遇。完全にショーアップされていて、なかなか面白かった。中には入らず、すぐにショッピング・ストリートの仁川洞へ。小物や工芸品が中心の落ち着いた雰囲気の通りでした。社長の知り合いの韓紙の店に。結構高いのでびっくり。吉澤章さんも韓紙を愛用していたとのことですが、日本の和紙とどう違うのか、折ってみないとわかりません。昼食はサンゲタン。健食ぶりには「いつでも韓国人になれる」と御墨付きをいただきました。
 昌徳宮へ(王様の別邸?)。日本人がうじゃうじゃいました! ガイドのツアーでないと入れないというので、30分ほど待たされました。入場後もさっさと先に進もうとすると、自由行動は禁止だと再三注意される始末。「韓国人には合わないスタイルだ」と康さんは言っていましたが、日本人だってイヤです。途中でスラッカンに通りがかり、「チャングム」ファンの私はこれで完全に満ち足りました(笑)。
 次いで東大門市場へ。渋谷109のようなファッションビルが集まっているショッピング・タウンですが、アメ横のような猥雑さがあります。歩いていると怪しい日本語で話かけられます。ここでは韓国代表のレプリカユニフォームを苦労の末に購入。「欲しい物を探そうとしても見つからない。目的もなくブラブラするといい物が見つかるところ」とは康さん。たしかにそうかも。
 安山へ戻り、呉さんと合流して、汚いビルの汚い韓国料理屋へ。店のおばちゃんは品がないし、絶対日本語なんか話しやしない。観光ではこういうところは絶対行きませんね。焼き肉(豚)はとても美味しかったです。


【7月31日】
 9時半に呉さんが迎え。エキシビジョン会場へ向かい、作品を撤収。いくつかの作品は残し、呉さんが来日したときに持ってきてくれること。その後社長ら5人とロッテ・マートへ。キムチ、のり、料理ばさみなど購入。山ホテルへいったん戻りチェックアウト。近くの百貨店の地下のフードコートで昼食。冷麺、トッポギをいただく。「公務員なのにヒゲをはやしていいのか」と社長に聞かれる。その辺の倫理観は韓国も同じか?  ホテルで5人で記念写真を撮ったあと、社長、康さんとはここでお別れ。呉さんの車で空港へ。車内では、呉さんと趣味やテレビの話など。下妻物語、スイング・ガールズ、上野樹里、仲間由紀恵、松浦亜弥などの名前が出てくる。こっちはイ・ヨンエの話など。なんかヘンな会話だ。3時半にチェックイン。呉さんともお別れ。日本での再会を約束する。免税店で1時間ほどショッピング。日本語が通じるのでとても楽だ。よくトレーニングされています。あまり典型的な日本人には見られないので、韓国語で話し掛けられることも多かったのですが、チャングム関連物を見ていたら日本語で話し掛けられる(苦笑)。5時10分のフライト。成田には7時半着。ドラゴン・アッシュが空港にいました。