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第5回アルティメット・オリガミ・コンベンション

2012年11月2日(木)〜4日(日)にフランス・リヨンで開催されたOORAA (Organisation des Origamistes de Rhône Alpes et d'Ailleurs) 主催「第5回アルティメット・オリガミ・コンベンション」に海外招待作家として参加してきました。10カ国以上から約80名の参加者が集まり、賑やかに行われました。海外のコンベンションに参加するのは随分久しぶりで、いろんな方と親交を深めることができ、大変有意義な滞在となりました(もう少しまともに英語が喋れればなお良かったのですが…)。お世話になった全ての方に感謝を申し上げたいと思います。



全体写真
記念写真(主催者と招待作家) 講習風景 講習後の記念写真 展示作品
宮島のプレゼンテーション 記念写真(ニコラ・テリー氏) 記念写真(ガシュパピヤー氏) 記念写真(合谷氏と)
あやとりのワークショップ ラウンジの様子 会食の風景 フルヴィエールの丘


◇レポート

◆11月1日
乗り継ぎも含めて約19時間のフライトの末たどりついたリヨンのサン=テグジュペリ国際空港。時間は早朝9時。到着ゲートではOORAAのキャリンが待っていてくれて(10ヶ月の赤ん坊を連れて)。宿舎まで車で送ってくれました。今日の予定はフリーで、夕方にはメンバーが準備にやってくるそう。いったん部屋に入るも殆ど疲れも感じていなかったので、市内観光に繰り出すことに。電車の乗り方もバスの乗り方もわからないので、地図を片手に宿舎からひたすら歩いて市の中心部へ。ベルクール広場からフルヴィエールの丘へ。この急な坂道は結構辛かったのですが、大聖堂の展望台からの巣晴らしかったですね。15時半に宿舎に帰着。さすがに疲れたのでベッドにすぐもぐりこむと、なんと起きたのが夜10時! 6時間も寝てしまった…。誰もいないだろうなーと思って1階の降りて行ったら、ニコラら私を見つけてくれました。ラウンジで10人くらいで談笑していて、みんなに私を紹介してくれました。ステファン・ウェーバー氏やガシュパピアー氏(通称デヴィッド)らとつかの間の交流。12時前に散会。

◆11月2日
9時頃に会場入り。自分の作品を展示。クエンティン・トロリップ氏やグエン・フン・クオン氏らと挨拶。スペインからエンリケ・マルチネスさんが来ていました(2005年にバルセロナに行ったときにお世話になった方)。知ってる人がいるとホッとしますね。
10時よりクエンティンの講習に参加。3時間の講習は受ける方も疲れます。講習終了後はドイツから来た少年(ヘンリック)が流暢な英語で話しかけてきて「プロペラ機を折りたい」と。飛行機好きらしい。昼休みの間iPadを貸してあげました。
午後は「ユニコーン」の講習。20人くらい集まってくれました。通訳なしで英語での講習。3時間あれば余裕で終わるかと思ったが結構キツかったですね。最後の細かい仕上げのニュアンスを拙い英語で伝えるのはもはや不可能。見せて回るだけになってそれで時間がかかってしまいました。終わってから、スペインから来た女性から「稲荷の狐を折りたい」というリクエストもいただく。これは困った。
ラウンジに降りて行ったらグウェンがミニ教室をやっていたので合流。その後グエンと30分ほど情報交換をしました。スペインの男性に話しかけられ、またしても「稲荷の狐の後ろ足の折り方がわからない」というマニアックな質問で、途中まで展開図折りしていたものを見せてくれたました(折り方はなんとか思い出しました)。
20時より招待作家のプレゼンテーション。クエンティンの次が僕。緊張の初めての英語のプレゼン。通訳はピエール。原稿を読んでもなかなか淀みなくは話せないですね。うまく伝わらない部分は映像でカバーということで。「ポリシーは蛇腹を使わないこと」と言ったら拍手が起きたことが忘れられません(笑)。 あと「頭だけ先に作る」というと大概の人は驚くみたい。「刺激になった」「自分の考えも同じだ」といった感想も後でいただきました。
終わった後は自由交流。グエンと私を中心に5〜6人でミニ教室。僕の「アライグマ」の後にグエンの「トンボ」、僕の「ハロウィンのカボチャ」、フランス人男性の「羊」(ローマン・ディアス)と続いて、11時半でお開き。さすがに疲労感が…。

◆11月3日
時差ぼけのせいか4時半に目が覚める。疲れているのに眠れないのは辛いです。会場に入り、合谷さんご夫妻とご挨拶。合谷さんはプロのアコーディオン奏者でフランス在住10年とのこと。午前はその合谷さんの「リス」の講習に参加。立体化するところが面白かったです。
午後は自分の「ヘラジカ」の講習。これは随分昔の作品なんですが、事前にリクエストをいただいていて、慌てて折り方を思い出して作図したのです。二十数名の参加(今回は子どもが多い)。昨日の反省から、基本形を折った後に図を配布して細かいところは図を見てもらう方式にしました。そのおかげで殆どの人がなんとか折り終えることができました。
講習終了後は、ハンガリーから来た青年エイドリアンと、日本語が少し話せるフランス人青年ジャノエルとおしゃべりし、仲良くなりました。17時半からあやとりのデモンストレーションがあるというのでその2人と遊びに行きました。自分も「四段梯子」などを披露して喜ばれました。日本とヨーロッパでは糸の取り方に違いがあり、面白かったです(予定外の文化交流)。廊下でエイドリアンのオリジナル「フクロウ」を4人くらいのグループで折っていて混ぜてもらいました。そうこうしていたら20時半。夕食を取り損ねました…。
夜は前日に引き続いて招待作家のプレゼン。グエン、デビッド、ステファンの順。英語力不足ゆえ半分も理解できず。その後は自由時間。会場ではニコラ、グエンらとおしゃべり。昨日のスペイン人の女性がいたので、「稲荷の狐」好きのフランス青年も含めて即席講習。12時に部屋を追い出されれるまで続きました。他の部屋で何人かが酒を飲んでいるらしいので、エイドリアンを誘ってその会場へ。スタッフのフランス人たちが十数人いて、喜んで迎えてくれて缶ビールをいただきました(今回の滞在で初めてのアルコール)。その後1階のベランダ(?)へ移動し、昨日も今日も講習に来てくれた陽気な青年が「アライグマ」を折りたいというので、その場でiPadを出して皆で覗き込んで折り始める。まだ結構な人数が残ってましたが、さすがに疲れたので1時に部屋に引き揚げました。

◆11月4日
引きかけの風邪がぶり返したのか、喉が痛く声がガラガラに。
最終日の講習は「サイ」。ニコラや合谷さんも来てくれました。昨日と同じく図を配布して細かい仕上げは折図を見てもらう方式。2時間半でちょうど終了。合谷さんの奥さんが写真を撮ってくれました。折図にサインを求めてくる人が多かったなぁ。
午後はガシュパピヤー氏(デヴィッド)の「ペリカン」の講習に参加。フランス語がわからなかったけど、隣に座ったエンリケが助けてくれました。。
特にセレモニーもなくなんとなく終了。いろんな人が別れとお礼を告げに来てくれます。「これからもアメイジングな作品を作り続けてくれ」なんて言ってくれる人も。グエンがプテラノドンをくれました(私も折図を進呈)。ニコラやデヴィッドと記念写真。暇を持て余してダラダラしていると昨日「アライグマ」を教えた青年が1階で何か飲まないかと誘ってくれ、ビールを奢ってくれました。その後ラウンジでステファン、デビッド、クエンティンも一緒になり交流。地元の人は次々に帰っていき、残ったのは海外組とほかわずか。残ったメンバーで夕食に出かけることに。海外組5人とフランス人3人、イタリア人1人の9人と国はバラバラなところが面白いです。近くのピザ屋へ入り、当然のように折り紙を黙々と。10時帰宿。

◆11月5日
朝10時にステファン、デヴィッドとタクシーをシェアして空港へ。空港でミュンヘンに向かう2人とお別れして、パリ経由で日本へ 。