コメント
これは季刊『をる』Vol.15の特集『日本を折る』のために創作したもの。なんで連獅子にしたのかというと『古典折り紙』(佐久間八重女 佐久間いつ子著)に掲載されていた『連獅子』がとんでもなく格好良かったからです。そこに載っていた作品は複合(切り込みもあり)だったので。これを1枚で折ってみたいと考えました。山口真さんの『連獅子』を知ったのはずっと後のことです。
『をる』に掲載されたものは無理やり指を折り出してあります。今回久々に折り直してみたのですが、指は省略。このほうが無理がなくていいですね。
この作品をボツにしたのは、造形としてイマイチというのもありますが、もともと歌舞伎に全く関心がなく、リスペクト感情なしに折ってしまったことへの罪悪感のようなものがあったからです・・・。
◇タイトル | 連獅子 |
◇創 作 | 1997年頃 |
◇方 式 | 不切正方形一枚折 |
◇折 図 | なし |
◇用 紙 | 雲竜紙(薄口)とカラーホイル紙の裏打ち |
◇難易度 | ★★★☆ |