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内部に鶴の基本形を仕込んでその周辺部で遊ぶという方法論に凝っていた時期の作品。「紙の中心からプロペラを折り出す」というのがメインコンセプト。仕込み折りが主翼と尾翼に有効に使われてます。動物を折る際と同じアプローチで折ったので、プロポーションもなんとなく動物的です。
コクピットの折り出しがなかなか決まらず、完成までに3年くらいかかってしまいました。苦労した甲斐はあり、コクピットはまさに“会心の折り”! あまり注目されることはないですが、個人的にとても気に入っている作品です。
モデルは特にありません。自分が何となくイメージしてる「プロペラ機」です。飛行機に詳しい方からみると、かなりいい加減な造形のようですが・・・。
◇タイトル | プロペラ機 |
◇創 作 | 1999年4月 |
◇方 式 | 不切正方形一枚折 |
◇折 図 | 「第7回折紙探偵団コンベンション折図集」掲載(入手困難) |
◇用 紙 | 不明(京都・楽紙館で購入した黄・銀の洋紙) |
◇難易度 | ★★★★ |