キリン

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「キリン」も昔から「いつかは折らねば」と思っていたものです。ただ「キリン」といえば前川淳さんの決定打と言ってもよいスタンダード作品が存在します(「ビバ!おりがみ」所収)。「キリン」を折るにあたっては「いかに前川キリンと異なるアプローチをとれるか」が大命題になると思っていたのですが、そんな私に大きな衝撃を与えたのが小松英夫さんの「キリン」でした。15度の角度で構成された珍しい作品で「個性的なキリンを折るためには、ここまでの奇手を使わないといけないのか」のかと、何やら暗澹としてしまったものです。

創作時間はすごく短かったです。何か独創的な手法を用いたかというと、残念ながら全くそのようなものはなく。結局、前川キリンの影響下から脱することはできませんでした。

◇タイトルキリン
◇創 作2008年6月
◇方 式不切正方形一枚折
◇折 図なし
◇用 紙里紙(70kg)
◇難易度★★★☆