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「獣医ドリトル」というドラマに登場する折り紙名人が披露する作品ということで依頼を受けて創作したました。その人が連れているのがパピヨンだったのです。
かなり時間がタイトで、3日ぐらいで創作しなければなりませんでした。ひとまず頭部のデザインだけ考えて、あとは適当に過去の作品の胴体を流用しようと思ったのですが、うまくいかず、結局完全にすべてオリジナルの作品になりました。よく短い中で作れたなと思います。
ドラマでは子どもが持っている紙で即興で折るという設定だったので、15cmの普通の折り紙用紙で折らざるを得ず、あまり映り栄えしなかったのが残念といえば残念です。
作品としては、「立体的でかわいいもの」というリクエストをいただいたので、はじめから腹割れ構造を採用。結果として背中の丸みを強調した立体的なデザインになりましたが、実は首の長さが全然足りないので背中をかなりへこませないと作品として成立しないという状況からくるものでもあります(笑)。細かい折り込みをせずシンプルにまとめることも心がけました。プロポーション的には少し頭が小さくて細身にできたらよかったのですが、なにしろ時間がないなかでの作業だったので、これが限界かなぁと思います。
◇タイトル | パピヨン |
◇創 作 | 2010年11月 |
◇方 式 | 不切正方形一枚折 |
◇折 図 | 「古典から創作まで なつかしくて新しい 折り紙の教科書」収録 「2014 Origami Collection」収録 (お問合せはこちらへ) |
◇用 紙 | 越前もみ紙 |
◇難易度 | ★★★☆ |